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アップルが新型コロナウィルスの影響で下方修正、日本株への影響は

アップル下方修正

日本時間、2020年2月18日朝方、米アップル社は2四半期の業績について、下方修正を発表しました。内容は、2020年1月の予測時点で、売上高は630億~670億ドル、グロスマージンは38.0~39.0%としており、新型コロナウィルスの影響を加味したものだった。しかし、「予想より正常化が遅れているため」とし、1-3月期の数字についてこの2月18日に下方修正を発表したことになる。

主要としては、iPhone製造工場の再開ペースが予想より遅れていること、同社にとって重要な市場である中国での実店舗閉鎖あるいは営業時間短縮の影響で売り上げが落ちていることを挙げた。これは、当社が、昨日配信したニュースの通りであり、今後は、今回見送られた、具体的な予測数値が市場参加者の焦点となる。

日本株への影響は、スマートフォンの積層セラミックコンデンサーの世界シェア4割を誇る6981村田製作所や、2次電池の世界シェア4割を誇る6762TDKへの懸念が浮上している。両社は、昨年の米中貿易摩擦の緩和期待から、共に5割を超える株価上昇をしていただけに、市場での先行き不透明感はぬぐえない。

投資助言会社のアイリンクインベストメントは、この両社について新型コロナウィルスの実体経済の影響を見越して、アップルが下方修正を発表する前日の2月17日に6981村田製作所、6857アドバンテストを空売り推奨していた。

株式会社アイリンクインベストメント 代表取締役 岩本壮一郎

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