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日本株だけが上がらないジレンマを徹底解説

日本独歩安

ログランキング上位のブログが「えっ?」と思う面白い解説をしていたので・・・

NYダウが、1293ドル高と歴史的上昇幅となった昨晩ですが、日経平均は高寄りするも、その後にだらだらと売りが持ち込まれ、引けてみれば261円安と、独歩安を歩んでいます。

今日は、この下げの要因は何かということ思考しましょう…RANKING

まず、市場関係者の多くが語っているのが、「G7、一両日中にも電話会議現時点で声明に協調利下げなどを盛り込まず」という外的要因論です。新たな金融政策を協調できなかったから日本株が売られたのだという解説は、いかにも投資を知らない新聞記者が書いたコメント感が満載です。

わたしは、今日の日本株の下げについて、投資家目線で分析すると、以下のような市場参加者の心理的な背景が最大要因ではないかと思います。

  1. 今回の下げで耐え忍んだ投資家がいる(投げ切れていない)
  2. 日銀が1000億で買い上がっても日経平均ベースで1%弱のインパクトだった
  3. 信用維持率を調整しながら小出しに売る投資家が多く、上値が重い
  4. 世界の緩和基調でも株式相場の上昇基調にピリオドが打たれた
  5. 黒田砲より投資家のやれやれ売りがもっともな重石となっている
  6. 高値に年金売りが控えているので心理的に買いあがれない
  7. 売り方の適度な買戻しが進み、買戻し需要が小さい
  8. WHO指定4か国に日本が入っている

並べると、もっともっと心理的に厳しい状況が分かります。もっとも、今日のマーケットでは、寄り後の最も強いときに、下記画像のように、下押しを明確に発信し、その他個別株ポジションを複数取ったわけですが、これからは経験値の低い自称プロがことごとく言い訳をし始める相場に突入していくことになるでしょう。

バイセルシェア

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投資初心者の中には、「新型コロナは風邪程度だから」という暗示的な思考停止に陥っていしまっている方もいるかもしれませんが、最も重要なのは科学的根拠などではないのです。実体経済への影響もそうですが、最も重要なのは、投資家の心理を売買するのがトレーダーであるという認識です。つまり、需給心理です。

ズバリ書きますが、「テクニカルが、ファンダメンタルズが」という解説で説明がつかなくなる「投げ」がなければ、外部要因や日銀砲でリバウンドしても、まただらだら下がる日経平均となるでしょう。

サブプライム問題でその後の金融危機を分析できずに、利益のチャンスにもできないばかりか大損して退場していった投資家たちのようになるのか、それともこの大きな値幅で、大きな利益をとることが出来るのか、正に分岐点のような1日でした。明日も頑張りましょう …続きはランキング

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