投資は、戦である。
10年か20年に1度程度ある、新参者が参戦する誰でも儲かる相場下では、その世界はまるで遊園地のようであるが、時としてそこは戦場と化す。それが相場である。一旦戦場化すると、同時多発的にいたるところで戦場化し、これまで見ていた景色から一変するのが相場である。
さて、これを執筆している2021年4月30日は、どのような状況だろうか。
市場では、倒産寸前の企業のジャンク債、CCC債の利回りが5%を割り込んだことが話題になっている状況は、正に遊園地と言ってもいいだろう。そしてまた、投資家は、この「夢の国」のような状況が長く続かないことを歴史に学ぶべきだろう。
過去の歴史からこのCCC債が5%を割り込んだのは、2000年のITバブル崩壊前と、2008年の米国をはじめとした金融危機前の2度あるのみである。
昨晩には、米FOMCといって、金融政策会合が開かれたが、結果は金融政策の「据え置き」というものだったが、現状の金融政策がどこまで続くのか、これが市場の最大関心ごとであることには間違いない。
昨晩の内容は、「据え置き」であったものの、Xデー先送りは、この先の数か月、いつしか来るであろうXデーを警戒するマーケットへの転換相場となるだろう。
扇情相場、情を煽る相場は、いつまで続き、いつ戦場化するのか。
これを読んでいる方に、戦の計画(ストラテジー)がないのであれば、早急にその計画の作り方を学ぶべきだろうと思う。もし、今持っている武器が錆びたナイフのままなら、その結果は95%の投資家が消えていく戦場で、あなたも消えていくかもしれないということを留意しておくべきである。
暗い話ばかり書いたが、最後にひとつ。戦場化で生き残るのは、遊園地から戦場化する中で、確かな武器を持って戦略的に動く事が出来る戦士だけである。戦士になるために、何をやるべきか、これが5月のアイリンクインベストメントの会員に伝授する知恵と知識である。戦士が戦死しないために。
株式会社アイリンクインベストメント 岩本壮一郎
これから稀に動画ブログを更新しますのでお楽しみに!では続きは、ランキングで!